50代企業内診断士のつぶやき

50代の企業内診断士が、中小企業診断士試験や合格後の副業、iPadなどを使ったペーパーレスに挑戦する様子、エクセルの活用、会社員あるある、等をつづります

中小企業診断士2次試験に3度失敗した私が、合格する為に実践した6つの事

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<この記事は2566字です>

 

私は、平成23年から26年まで4回連続で中小企業診断士2次試験を受験しました。4回受験したという事は、大半の方が挫折する2度目の受験失敗を乗り越えたという事です。

 

当時は残念で仕方ありませんでしたが、今ではそれを強みとしてとらえています。なにせ、4回連続で2次試験を受験した人はそうそういませんから、貴重な人材ですね(笑)

そんな劣等生の私が、4度の2次試験の間に実践したことを紹介したいとおもいます。いろいろなことを試していくうちに、得点の仕方が変化していきました。絶対に正解とは言えませんが、2次試験受験者にとって何かの参考になればと思います。

 

今回は、教材や通学のこと以外で実践した事をつづります。

 

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春秋要約で書く力強化

国語力不足

私は、小学校の頃から国語が苦手でした。本を読むのが大嫌いで、マンガばかり読んでいました。夏休みの読書感想文なんで地獄でした。

 

そんな私には国語力がついていなかったのです。読む速度もそうですが、書く力が不足していたのです。

AASスクール

これに気づいたのは、3度目の失敗の後です。

たまたま、AASという2次試験専門の学校を見つけました、AAS の学習方針の一つは、書く力強化です。

その強化策として実施していたのが、春秋要約です。

春秋要約とは、日経新聞のコラムの春秋要約を40字でまとめるというものです。

 

ツイッターで検索すると、結構な数ヒットします。趣味で毎日やっている方もいるようです。

 

簡単ではないか?と思いやってみたのですが。これがなかなか難しい!できたとしても、時間がかかってしまったり、文字が多すぎたり、少なすぎたりで、うまくできません。

 

継続は力なり

私は、春秋要約を半年間休まずやり続けました。最初は、AASの春秋要約のみの添削講座からスタートして、4か月目からは自分で書き、ツイッターなどで他の方の要約を確認する、といったサイクルです。*AASの春秋要約のみのスクールは終了していると思います。

効果、40字の感覚を体で覚えることができた

半年もこれを続けていると、文字数を数えなくても40字が分かるようになります。40字がわかると、その倍の80字もわかります。

 

つまり、試験問題の文字数をみればどのくらいのことが書けるのか?がわかるようになるのです。

 

このおかげで、回答のクオリティが大幅に改善されたと感じました。

 

この訓練が私にとって一番効果がありましたね。

 

2色ボールペンで与件分にマーキング

最初は蛍光ペン

受験当初私は、蛍光ペンを5色使っていました。ネットで検索するとそのような方法が結構推奨されていたからです。赤が強み、青が弱み、黄色が機会、緑が脅威、紫がどちらでもないポイント、といった塩梅です。

 

しかし、これはダメですね。

 

ペンを交換するのが手間で時間がかかるし、ペンのことが気になって集中力が弱まります。

 

次に4色ボールペン

そこで、4色ボールペンにしてみました、が・・

ペンを持ち帰る手間はなくなりましたが、カチカチ色を変える作業がまだめんどくさいんですね。

結論、2色ボールペン

最終的には、ここに行きつきました。

赤と青色に設定して、強みは赤線、機会は赤の波線、弱みは青線、脅威は青波線、という感じです。これが、私にはフィットしました。

 

SWOTなどの図は書かないで解答する

2次試験の回答方法を学ぶなかで、SWOTを図にするべき!と推奨されていることが多いですね。

しかし、最終的にな私は図を書きませんでした。図を描いている暇がなかったのです。読むのが遅く、書くのも遅い、といった状況の中での勝負ですのでそうするしかなかったのです。

 

どうしたかというと、頭の中でこの企業の姿をイメージして、与件分にメモをかいて答えを導き出すのです。

 

60点とればよい試験ですので、完全に与件分の細かなことを把握する必要はないと割り切りました。大筋であっていればよいのだ!ということです。

 

ふぞろいな合格答案を熟読&演習

皆さんご存知の、「ふぞろい」です。

これは、素晴らしい書籍ですね。これは私が語る必要はありません。必須ですね。

⇒2019年度版 ふぞろいな合格答案12

 

アナログ時計を12時にセットして時間をはかる

試験会場には、時計を持ち込むことが出来ます。しかしそのまま時計を使っても、何時何分から90分後を計算するんですけど、わかりにくいですね。

 

デジタル時計のストップウォッチ機能を使っても、数字表示なので時間感覚が、なかなかつかめません。

 

そこで、私はアナログ時計を常に12時にセットしてスタートし、1時30分(90分後)で終了としていました。

 

これなら、時間の感覚もつかめるし、試験終了時間がいつだったか迷うこともありません。

 

消しゴムを絶対に使わないよう訓練する

 回答用紙に書いた回答を消す作業は、試験時間の中で最も無駄な時間です。この時間を発生させないようかなり工夫しました。

 

とくに、回答文字数が少ない問題に有効です。主張したいことを少ない文字数でいかに詰め込むかが勝負ですからね。

訓練は簡単で、「回答を一度下書きをする」です。めんどくさいように感じますが、これが結構よいのです。

 

回答欄に縦線を11本引きます。そこに、横書きします。これで文字数を確認するのです。

 

線を11本引くのは10秒程度でできますので時間のロスはほとんどありません。線を長く引けば、他の問題でも使えます。

ぜひやってみてください!

 

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まとめ

中小企業診断士2次試験は、時間との闘いです。与件分を素早く読み、指定された文字数で回答しなくてはなりません。

 

この作業は、知能テストのようです。その証拠に、2次試験は、若いほうが合格率が高い結果が出ています。(一次試験は、その様な傾向は有りません)

 

そんな中で、40代後半だった私が上位20%に入ろうと思ったら、いろいろ工夫しなくてはならなかったのです。

 

これらの対策が2次試験に行き詰っている方の参考になればとおもいます。