50代企業内診断士のつぶやき

50代の企業内診断士が、中小企業診断士試験や合格後の副業、iPadなどを使ったペーパーレスに挑戦する様子、エクセルの活用、会社員あるある、等をつづります

中小企業診断士試験の結果を情報開示請求する方法

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中小企業診断士の2次試験は謎の試験です。問題があいまいであることに加え、模範解答もありません。また、得点の開示もなく、自分が何点で落ちたのかもわからないのです。

2次試験の結果は、ネットで合格発表された後、簡易書留で郵送されます。簡易書留で郵送されたはがきには、各科目の判定が記載されています。判定は、A:60%以上、B:50%以上、C:40%以上、D:40%未満、の4段階です。

ちなみに、下図は私が初めて受験した2次試験の結果です。

 

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事例Ⅰ:A

事例Ⅱ:B

事例Ⅲ:B

事例Ⅳ:A

総得点:B で不合格です。

結局4段階での結果なので詳細がよくわかりません。ABBAなら総合で合格できていても不思議ではありません。

どの教科が何点だったのかが分からないと、対策をたてられないではないですか。これを見たとき、得点で教えてくれよ!と叫びたくなりましたね。

ちなみに私が合格した時の判定は、AABCで合格しました。ABBAで落ちて、AABCで合格とは、、、やはり謎です。

 

しかし、2014年から中小企業診断協会は公開請求に対応するようになりました。そのあたりを紹介します。

中小企業診断協会ホームページから申請書をダウンロード

中小企業診断協会のHPより中小企業診断士試験をクリックします。

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J-SMECA 中小企業診断協会

 

中小企業診断士試験のサイトに飛びます。一番下までスクロールすると”統計等各種資料”の”よくある質問(FAQ)”がありますので、クリックします。

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そのFAQの一番下に、”中小企業診断士試験にかかる保有個人情報の開示請求申請手続きについて”があります。ここをクリックすると請求の方法が書いてあります(WORD形式)

あまり請求してほしくないのか、最も深い階層の一番最後にあります。

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試験に関するよくある質問(FAQ)←このページの一番下です。

 

具体的な手続き

開示内容

開示請求ができるのは、直近5回以内です。

開示内容は、①受験番号、②受験した科目後のと得点、③受験した科目ごとのランク、ランクとは、合格通知にあるA~Dの判定のことです。

なお、一回の請求で複数回の試験結果を請求できますので何度も受験した方でも一度に結果請求できます。

必要書類など

①保有個人情報開示請求申請書 

これは、説明書(ダウンロードしたWordファイル)の最後のありますので、記入して出力すればOKです。

②本人確認のための書類

運転免許証などのコピーです。

③住民票の写し

ここから、ハードルが高くなります。市役所でもらってきましょう

④返信用封筒と切手

定型(12センチ×23.5センチ以内)の封筒を用意し、表面に自分の住所氏名を書きます。自分宛に送る為の封筒ですね。それに404円分の切手を貼ります。簡易書留となりますので高いですね。

これらを用意して、一般社団法人中小企業診断協会 試験業務課まで郵送します。

返信までの期間

どうやら、2次試験直後の請求は時間がかかりそうです。私が請求したのは、2次直後ではなかったので1週間程度だったかと記憶しています。

開示書類

私の開示書類です。少し恥ずかしいですが、公開します。過去4回の受験受験結果です。

 

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このような感じで自分の点数を知ることができます。

この結果を見ますと、合格した年、合格得点が240点のところ私の得点が242点。ぎりぎりです(笑い)。一方、初回はなんと239点、あと一点だったのか!など、という事がわかります。また、二回目の事例2は、たった6点しかありません、この年の問題は受験生の中で語り草になっている「コーズリレーデット」が出た年です。思い出すだけで脂汗が出てくるようです。

この結果を自分なりに分析すると、初回は財務で得点していますが、4回目は、事例4以外で得点していることが分かります。これは、書く力つまりアウトプット力を訓練した結果だと思っています。そのあたりは、下リンクでつづっていますので参考にしてください。

www.okatasan-smec.work

www.okatasan-smec.work

最後に

二次試験に不合格だった方は、必ず請求して自分の得点を知り、次回の対策をしましょう。