50代企業内診断士のつぶやき

50代の企業内診断士が、中小企業診断士試験や合格後の副業、iPadなどを使ったペーパーレスに挑戦する様子、エクセルの活用、会社員あるある、等をつづります

企業内診断士歴5年の私が、中小企業診断士1次試験を解いてみました

 

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<この記事は1748字です>

 

今年も中小企業診断士1次試験が実施されました。試験内容は、超難化科目もなかったようで例年に比べ取り組みやすかったようです。受験科目が少なかった方には良い試験だったですね。

そこでではありませんが、診断士試験合格から5年を経た私が、現在どの程度点数を取ることが出来るか?ということが気になりだしました。

以前のつぶやきで、1次試験の内容は蓄積されることを書きました。本当に蓄積されているのか?それがどの程度なのか?そこで、1次試験を解いてみることにしました。

〇問題を解くルール

  • ノー勉(全く何も勉強せず問題を解く)
  • 隙間時間に解いていったので、時間制限はなし

問題は、診断士協会からダウンロードし、IpadProで解きました。(ペーパーレスの実践です) 連休を利用したとはいえ、結構時間を取られましたね。途中でやめようかとも思いましたが、気合を入れなおし、何とかやり抜きました。

結果

その結果は、下記のとおりです。

得点右の欄は、TACリサーチの平均点です、自分の得点の出来を判定する為に使います。その右側が5年前合格した時の得点です。

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解いてみた印象

実は、結構いけるのではないか?と思っていました。結果は、イメージした通りかなというのが最初の印象です。もっと面白い結果が出るかと思いましたが残念です。

赤枠をした、経済、財務、企業、運営、の4科目がいい感じで得点できています。特に企業経営理論は、科目合格の60点を超えることが出来ました。科目ごとの感想は下記の通りです。

経済学

経済学のグラフ(IS-LM曲線など)については、6割忘れてしまってますね。ただ試験合格後、規模の経済、範囲の経済、為替、世界の経済など、については日常意識するようになったことで、理解が深まったと思います。なので、それらの関連問題には対応できたことで得点につながりました。グラフの問題ももう覚えていないので、グラフ無視して”その場合どうなるか?”を考えて答えを導きだしたら正解できた、といった感じです。

財務・会計

財務・会計も経済学と同じ感じですね。日頃、決算書やキャッシュフロー計算書などは見る機会がありますので、そういった問題は何とかなりました。しかし、簿記や税金関連の問題は記憶がなく全滅です。

得点は、56で私としては上出来です。

しかし、計算ミスで間違えた問題が一問あり、それがあってれば60点あったのに!と合格など関係ないのに悔しくなり、受験時代を思い出してしまいました。

企業経営理論

 この科目に関しては、暗記部分もありますが、企業に戦略や課題解決方法などを幅広く問う科目です。中小企業診断士を取ってから、会社の同僚との違いを最も感じるのはこの科目といってもいいかもしれません。

会社組織を運営する上での既に確立された法則や落とし穴など、学んでいる人と学んでない人ではかなり差がでると感じています。

その意味で常に意識をしている科目ですので、結構対応できたと思います。この科目は診断士の方なら同じような感じになるのではないでしょうか?

運営管理

運営管理は、自分でもよくわかりません。普段あまり意識することもないし、他の科目同様記憶も飛んでます。なんとなく解いていった感じです。

そのほかの科目

法務、中小企業政策に関しては、まったくだめでしたね。法務はもともと苦手で現役時でも合格点をほとんど取れませんでした。中小については、ものづくり補助金については取れましたが、他は全くダメです。独立診断士であればここは高得点できるでしょう。

情報システムは得意科目でしたが、ノー勉ではここまでですね。

まとめ

診断士になる前と後では、日ごろ意識することが全く変わります。それぞれの置かれた状況によって違ってくるでしょうが、ビジネスに関わる限りその範囲は診断士の試験範囲であると言っていいでしょう。

私の場合はそれが、財務であり企業経営理論かと思います。それらの科目は暗記部分では対応できなくても、理解や判断を求められる問いに対してはある程度の答えを出すことが出来ました。 学んだ内容が腹落ちして、自分の身になったということかと思います。

それは、この試験が実際の業務に役立つことに他ならない、ということですね。