<この記事は1762字です>
2020年ものづくり補助金
2020年から、ものづくり補助金のスケジュールが大幅に変更されました。今までは、基本年一回だったのですが、今年から、年4回申請できるようになりました。中小企業にとっては、申請機会が増えることはとても良いことだと思います。
私は、この申請書の作成による副業をしています。企業内診断士にとって一番ポピュラーな副業ではないでしょうか?この副業により、資格取得の為にかかった費用はすべて回収できました!どうしようか迷っている方は、トライしたほうがいいですよ!
モノホジョ副業 *ものづくり補助金のことを”モノホジョ”と言います
中小企業診断士になるといろんな人脈ができます。プロとして独立されている方をプロコンといいますが、そのような方は自分の顧問先のものづくり補助金について依頼を受けているかと思います。その依頼の受け皿として、企業内診断士が受け止めるというわけです。ちなみに、この作業は資格を必要としていません。なので、四角を保有していない方もトライしてみてはいかがでしょうか?
補助金申請には当然書類が必要です。国からお金(資金)を補助してもらうので当然ですが、それを作るのがかなり面倒です。なぜその設備が必要なのかを市場や自社の強み、将来性など説明しなければなりません。
SWOT分析をしたり、自社の強みを図や作業風景の画像を使い説明したり、市場の動向を公的なデータを使いグラフ化したり、結構な作業量となります。
そんな資料を作成するアルバイトです。
作業内容は、一人で実務補習をやっているような感じです。
しかし、ただ申請すればいいというわけではなく、採択されなくてはなりません。おおむね採択率は40%程度でしょうか。2件申請をして1件採択されるかどうかです。いかに採択されやすい資料を作るかが勝負です。
ちなみに、私は始めたばかりで、1戦1勝です。採択率100%です(笑)。
<2021年01月09日追記>
現在、5戦5勝です!(採択審査中案件3件)
なんとなく、コツのようなものをつかみました、この件についてはいつか記事にしたいですね。
報酬は?
結構な時間をかけて書類を作りますので、それなりに報酬はいただけます。採択された場合は、だいたい20万位です。採択されなければ、1~2万位です。
サラリーマンにとっては十分すぎるアルバイトですね。
仕事をしながらですので私は1~2件程度しかできませんが、要領のいい方は数件こなす方もいます。仮に4件申請して3件採択されれば、60万以上のバイト料がもらえます。
何のためにやっているのか?
私はサラリーマンです。企業内診断士です。本当は、独立をしてプロのコンサルタントとして生計を立てられるのが理想ですが、なかなかそうはいきません。
正直なところ、定年を迎えたときに、延長雇用で安く使われるぐらいなら独立をと考えています。その時の為の練習というか、ウォーミングアップというか、学んだ事を忘れないようにするというか、そんな感じです。
資料作成だけでなく、企業の社長さんともコンサルタントとして話ができます。自分が属している業界以外のことも勉強することになります。とくにものづくりに関して。
また、補助金ですので社長様からの期待がありプレッシャーもかかります。遊びではありませんので当然です。
このスキルは今後必ず生きてくると思い、やっています。
なぜこんなバイトがあるのか?
ものづくり補助金は、だいたい同じ時期に実施されますが、年ごとに時期が変わります。政権が変わればなくなってしまうかもしれません。
さらに、この仕事は前述のとおり時間がかかります。
プロのコンサルタントとして活躍されている方は、この予定組みにくく、時間を奪われる仕事は業務全体を考えると割があわないのです。
その為、企業内でくすぶっている企業内診断士に白羽の矢が立つのです。サラリーマンですので、20万の報酬とあれば十分なインセンティブとなります。
まとめ
中小企業診断士を目指す方へ。中小企業診断士とは面白い資格で、合格者のコミュニティーが非常に強く定期的な会合があったり、SNSでつながったり、たくさんの出会いがあります。
そんな仲間の中にはすぐプロとして成功する方もいますし、業界の重鎮とのかかわりも出てきます。その関係者からとこんな話も多く舞い込みます。補助金以外にも本の執筆の話など、いろんな話が舞い込んできます。
うまくすれば(しなくても)予備校の代金程度であれば、取り返すことも可能です。何とか試験合格を勝ち取れる様頑張ってください。
でも勤め先が副業禁止の場合、くれぐれもバレないようにしていかないといけませんよね。