50代企業内診断士のつぶやき

50代の企業内診断士が、中小企業診断士試験や合格後の副業、iPadなどを使ったペーパーレスに挑戦する様子、エクセルの活用、会社員あるある、等をつづります

中古車は買わない方がいい!という話

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<この記事は1581字です>

 

今私は、自家用車の購入を検討しており、新車を買うべきか?中古車を買うべきか?などと悩んでいます。

その辺りを中小企業診断士的に考えてみたいと思います。

減価償却を考える

新車購入と中古車購入をどうするかで私が重要視するのは、減価償却です。減価償却とは、資産購入代金をその使用年数に割り振り、その効用分をそれぞれの時期割り振る費用のことです。従って、費用とはいっても現金は出ていきませんので、家計では認識しづらい考え方ですね。

まず、購入した車に何年載るのでしょうか?今は性能や信頼性が向上しており10年ぐらいは乗れるのではないでしょうか?ちなみに今私が乗っている車は購入して21年たちます!

仮に、自動車の価格が240万として10年使用すると考えると、定額法で減価償却費は、”年間24万円”となります。月では2万円です。結構な金額ですね。

先に書きましたが、新車購入時に現金で一括購入しますと、購入自体過去の事となってしまい、減価償却の意識は消えてしまいがちです。しかし、出費のない経費を月2万円使っていると考えるというのが減価償却の考え方です。

新車を買うべきか?中古を買うべきか?

中古車は新車より割安なので、出費を控えたい場合は中古車と考えるのが一般的でしょう。

そこで、インターネットで中古車下取り価格を調べてみました。すると、車種や色などによりばらつきはありますが、だいたい10年定額償却している価格に合致します。

上の例で例えますと、新車で240万円、5年落ちの場合で120万円ぐらいが買取価格になる、ということです。車の価値(プレミアム価値は省く)は、だいたい10年でなくなると考えていいのではないでしょうか?

車の耐久年数を10年と考えると新車購入と中古車購入の毎月の費用は下記の様になります。

新車を購入の場合、10年償却 原価償却費月2万円

5年落ち中古車を購入の場合、5年償却 原価償却費月2万円

当たり前ですが、減価償却費は同じなのです。

つまり、新車でも中古車でも毎月の費用は同じである。ならば、新車を買った方がいい、というのが私の結論です。あくまで車は10年しか持たないと考えればです。

しかし!

 しかし、先ほど私は今の車に21年乗っていると書きました。この場合はどうでしょう?

10年で、償却は終わり価値は0円となります。その後、11年間乗り続けていますのでその期間は、年24万(月2万)の減価償却費を使わずに済んでいることになります。(私の車の新車購入価格はだいたい240万ぐらいでした)

つまり、24万円×11年=264万円の費用節約ができたということになります!!この金額は大きいですね。

結論

最も経済的な車購入は、①新車を買う、②10年落ちの中古車を限りなく安く入手しそこからできるだけ長く乗る続ける、の二つということです。

しかし、現実には10年落ちの車が、0円で購入する事は出来ません。中古車販売店のマージンがありますので当然です。また、故障リスクがあります。その他にも税金の増額分などもあるかもしれませんね。

理屈では、10年落ちの車は減価償却費毎月2万節約できますが、現実では故障などのリスクを比較してどちらが割安かを判断すべきでしょう。

私は、故障などのリスクを回避したい性格ですので、新車を購入しようと考えてます。故障というのは発生するとめんどくさいし怖いので避けたいですね。今の車に21年も乗っていて言うのもなんですが・・。

これらの考え方は、車の価値の減少が一定であることを前提としています。減価償却も定額法ではなく定率法であれば、新車に近い方が償却費は大きくなりますので違った考えになるでしょう。

こんな考え方ひねくれているでしょうか?