今回は、さくらクラフトラボ001初回限定版のリフィル改造のご紹介をします。
001初回限定モデルはもう販売はしていません。通常タイプの真鍮製とは違いアルミでできていて、ペンを出すために回す頭冠のデザインが002タイプに近くなっおり、かなりシンプルな印象を受けます。
クラフトラボはリフィルも専用で、通常のブラックからブルーブラック、グリーンブラック、レッドブラックなどがあります。限りなく黒に近いのですが、うっすらブルーやグリーンが主張している絶妙な色はかなり気に入っています。
しかし・・・・
インクの出が悪く、かすれることが頻繁に起こってしまうのです。肝心なところでかすれてしまうのはペンの信頼性に関わる問題です。せっかく良いペンなのに大事な場面での使用が出来なくなってしまいます。
ネットで調べてみますと、同じような現象に不満を持っている方が他にもいるようです。
そこで、リフィルを他社の安定したものに交換しようと考えました。
互換性のあるリフィル
ネットで調べたところ、クラフトラボ001互換リフィルが数種類ヒットします。
uni ジェットストリーム、uni ball Signo RT1、uni-ball ONE、などです。
しかし、どれもクラフトラボ001には適用するようですが、なんとクラフトラボ001限定盤には適用できないのです!!
どうやら、限定盤の方がペン先の内径が少し小さいようで、ほかのサイトで紹介さられているリフィルの径が大きく、ペンにはまらないのです。
リフィルを並べてみるだけでは、よくわかりませんが、少し他社のリフィルの径は太いようです。もう少しといった感じではなく入らない感じですね。
ネットで検索したリフィルがすべてダメということが分かったのですが、あきらめきれず探した結果、TUTAYAオリジナルの「HEDERA」というブランドのリフィルならできそうなことがわかりました。さらにこのペンは、色が20色あるゲルインクボールペンでブルーブラックもあります。
交換作業
作業に必要なもの
①HEDERAのペン、このペンのリフィルはないようです。
②カッターナイフ。リフィルの長さを揃えるためにカットします。
③200番程度の紙やすり。リフィルが少しだけ太いので削ります。
手順
HEDERAのリフィルの①太さを合わせるために、紙やすりで細くします。②長さを合わせるためにカッターナイフでカットします。
手順①
200番程度の紙やすりを使い、リフィルを細くします。先ほど紹介したほかのリフィルと違い、HEDERAのリフィルはもう少しで入りそうなギリギリアウトといった感じですので紙やすりで少し削ればペン先まで入るようになります。0.1㎜削る感じです。削っては、試してを繰り返して、ペンに入るようになるまで削ります。私は、5分程度でできました。
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手順②
次に、長さを合わせるためのカットですが、下の画像のような位置に合わせます。HEDERAのリフィルは、細くなっている部分の長さが少し短いので、この位置で合わせるとちょうどよいかと思います。少し長い場合は、カッターナイフで少しづつ削って調整します。
完成した、リフィルを装着してみます。下の図にあるように、HEDERAのリフィルは、専用リフィルよりペン先より出が少なくなります。ギリギリまで調整しましたが、これが限度ですね。少し書きにくい感はありますが、まあ及第点といったところでしょうか。私にとっては、かすれるよりストレスがすくなくなりますね。
まとめ
今回は、クラフトラボ001初回限定のリフィル交換に挑戦しました。ペン先の出が少し少ないなど完全な形ではありませんが、まあ使えるレベルにはあるかと思います。
また、インクの色ですがクラフトラボのような微妙な青が入った黒ではなく、ブルーが強い色になっています。これは、ほかのペンのブルーブラックの色と同様です。
クラフトラボの色が気に入っている方にとってはこの色では満足できないかもしれないですね。
おまけ
このリフィルの対策をいろいろ検討する中で、クラフトラボでの試し書きを毎日繰り返していたら、かすれがあまりでなくなりました。(笑)
毎日使っている方には、このようなカスレはないのかもしれません。